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レム睡眠行動障害による寝言の原因とは?

レム睡眠行動障害とは、睡眠中に暴力的な行動をしたり、歩き回ったり、寝言を言ったりするなど、見ている夢に反応して異常な行動をとってしまう睡眠障害の一種です。

レム睡眠は、身体の眠り、すなわち、脳は働いていて夢を見ますが、体中の筋肉は休んでいるという状態を意味しています。

したがって、レム睡眠中には、体が動き出すことはないのですが、レム睡眠行動障害の患者さんは、体の力が抜けずに、夢で見ていることを行動に移してしまうのです。
レム睡眠行動障害の症状は、午前3時ごろから早朝にかけて表れることが多いようです。

レム睡眠行動障害の方の寝言は、暴力的かつ感情的な言葉が多く、はっきりと発せられることが特徴です。
また、誰かが呼びかけると目覚める場合が多く、目覚めた後も夢の内容を覚えている傾向があります。

レム睡眠行動障害は男性に多く、年齢別では、60歳以上の高齢者の約0.5%に症状が見られます。
アルコールの摂取やストレスが原因と考えられていますが、まだ、はっきりとした原因は究明されていません。

レム睡眠行動障害は、適切な治療を行えば改善が可能です。

レム睡眠行動障害の症状を放っておくと、パーキンソン病や多系統萎縮症、レビー小体病などの神経の病気に発展する恐れがあります。また、暴力的な夢を見ているとき、隣で寝ているパートナーに暴力を振るってしまったり、追いかけられている夢を見ながら走り出して壁やタンスに激突して大怪我をしたりする場合もありますから、「レム睡眠行動障害かな?」と思ったら、早めに専門医師に相談することが大切です。
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